2×4住宅部材の開発事業成果報告書
トップ > 事業の概要

事業の概要

目的

景気低迷及び少子化等による住宅着工戸数の現在及び将来にわたる減少懸念のなか、住宅部材の国産材転換を進め、地域材需要の更なる拡大を図るため、地域材を活用した2×4住宅部材の研究開発及び普及推進を図る。

事業内容

(1) 委員会の企画・運営等
民間事業者の募集、企画・評価委員会及び技術専門部会の企画・運営
(2) 研究開発
ランバー関係、合板・パネル関係等における、公募により選定された事業者と連携し技術開発及び製品試験
(3) 普及等
成果報告及び普及


(研究開発)
研究開発の流れ
(普及)
成果報告会、展示会等

実施概要

開発の区分 事業体名 事業概要
ランバー主体の部材開発 地域材の枠組み壁工法製材としての技術開発 長野のヒノキ、スギ 県産材販路開拓協議会(長野県) 信州産木材204高耐久構造材開発
福島のスギ 郡山チップ工業株式会社(福島県) 県産スギ材の2×4部材としての適合性立証普及
徳島のスギ
(スギ板パネル)
大利木材株式会社(徳島県) 地域材(徳島杉)を利用したツーバイフォー部材開発、合板代替品の開発
岡山のヒノキ 岡山高次木材加工協同組合
(岡山県)
ヒノキの集成材等による2×4部材開発
北海道のカラマツ 株式会社サトウ(北海道) 北海道産カラマツ材による2×4工法住宅に向けたディメンションランバーの普及に向けた開発
山口のスギ(2×6材) 中井産業株式会社(山口県) 地域材を利用した2×4住宅部材の開発
愛媛のスギ
(FJ縦継ぎ材)
北米産業株式会社(愛媛県) 国産材をもちいたランバー材、フィンガージョイント材の開発
上記を除く地域の
スギ、ヒノキ
国産材製材協会(東京都) 国産スギ、ヒノキ、カラマツの2×4住宅部材開発のための強度測定、データ収集
部材、部品の技術の開発 ネイルプレート使用トラス工法 枠組部材は道産材 株式会社FPコーポレーション
(北海道)
北海道材ランバーによる木造トラス部材の商品化及び流通整備
枠組部材は全国の代表的な
地域材
三井ホーム株式会社(東京都)、
三井ホームコンポーネント株式会社
(千葉県) 
地域材を利用した木質トラス工法の普及のための技術整備
三菱地所ホーム株式会社(東京都) 地域材を使用した構造材接合部及び接合金物の耐力評価
木質I型梁の開発 株式会社キーテック(東京都) 国産材料を用いた高性能な純国産I型ジョイストの開発
合板・パネル主体の部材開発 木質接着複合パネル エス・バイ・エル株式会社(大阪府) 地域材の2×4住宅部材を用いる木質接着複合パネル (木質プレハブ・木造用)の開発
スギ等国産材合板 東京合板工業組合(東京都) スギ等国産材合板による高強度耐力壁の開発

委員会

企画・評価委員会 委員長 金 谷 紀 行 (財)林業科学技術振興所 理事長
稲 山 正 弘 東京大学大学院 農学生命科学研究科
木質材料科学研究室 准教授
林 知 行 (独)森林総合研究所研究コーディネータ
(木質資源利用研究担当)
池田 富士郎 (社)日本ツーバイフォー建築協会 専務理事
岡 田   恒 (財)日本住宅・木材技術センター試験研究所長
尾 薗 春 雄 社団法人全国木材組合連合会 副会長
川喜多 進 日本合板工業組合連合会 専務理事


技術専門部会 ランバー関係 部会長 村 田 光 司 (独)森林総合研究所 木材機械加工研究室長
長 尾 博 文 (独)森林総合研究所 材料接合研究室長
宮 武 敦 (独)森林総合研究所 集成加工担当チーム長
相 馬 智 明 東京大学大学院 農学生命科学研究科
木質材料科学研究室助教
鴛 海 四 郎 (独)森林総合研究所 木材機械加工研究室長
池 田 潔 彦 静岡県農林技術研究所 森林・林業研究センター
木材林産課長
合板・パネル関係 部会長 稲 山 正 弘 東京大学大学院 農学生命科学研究科
木質材料科学研究室 准教授
渋 沢 龍 也 (独)森林総合研究所 複合化研究室長
青 木 謙 治 (独)森林総合研究所 木質構造居住環境研究室
主任研究員
岡 崎 泰 男 秋田県立大学木材高度加工研究所准教授